平成29年予算委員会 高橋発言( 3月 7日)

子育て施策、待機児童対策、居宅訪問型保育

○高橋佳代子委員  おはようございます。よろしくお願いいたします。私からは、子育て関係の質問をさせていただきます。課長でいらっしゃらない方が1人いらっしゃるということですが、部長にぜひ御答弁いただけたらと思います。

 まず、待機児童対策についてお伺いをいたします。現在、新年度の保育園の入園が順次決定をされている時期かと思ってございますが、平成29年4月の待機児童の想定数についてまずお伺いをさせていただきます。

 

○小野寺保育政策担当課長  正確な待機児童の数は5月の下旬ぐらいにならないと判明しないんですけれども、今の時点での予想ですと、1次選考での申し込み者数ですとか、受け入れ枠数、年度途中の保育需要の伸びなどを考えると、多ければ80名ぐらい、少なければ限りなくゼロに近い数になる可能性も若干あるとは考えております。

 

○高橋佳代子委員  正確には5月にならないと出ないということでございますが、これまでずっと毎年毎年受け入れ枠の拡大を行ってきていただいているところでございます。それについて、ちょっとこれまでの推移をお伺いしたいと思います。

 

○小野寺保育政策担当課長  待機児童対策は、平成20年度から進めてきております。今度の4月1日までに10年間で設置してきた保育の受け入れ枠数は、全部で2,895名となります。

 

○高橋佳代子委員  区政の最優先課題として高野区長も力を入れて取り組んできていただいたところでございまして、これだけの受け入れ枠の拡大を行ってきたということについては高く私どもは評価をさせていただきたいと思います。さらに、新年度の事業の中に、認証保育園の保育料の拡充が挙げられておりますが、私どもも要望してきたことでございますけれども、この事業について概要をお伺いしたいと思います。

 

○田邉保育課長  認証保育所保育料負担軽減補助の拡充ということでございます。認証保育所の基本保育料と民間保育所に入所した場合の保育料との差額補助を拡充するというものでございまして、現在、4区分で4万円以上は4万円、3万円以上4万円未満は3万円、2万円以上3万円未満は2万円、1万円以上2万円未満は1万円となっているものを保育料の差額を千円単位で補助する、また1万円未満の差額も対象とするということと、あと補助上限額を撤廃するということでございます。

 

○高橋佳代子委員  そうしますと、大分保護者の負担も少なくなってくるかなと思いますが、また新年度予算に一時保育事業の中で定期利用保育を開始するということが掲載されておりますけれども、待機児童対策としてはわかるんですけれども、緊急一時預かりというものについては、これまで家庭で保育をされていらっしゃるお母様方にとっては、例えば病院へ通院するとか本当に緊急時、なかなか子どもたちと一緒にいれないようなときに、一時預かりの事業として大変ニーズの高い事業であったかと思います。それを待機児童対策に充てるということでありますから、すみ分けと言いますか、同じ枠内でどうお考えなのか、ちょっとその点危惧がありますので、お伺いをしたいと思います。

 

○小野寺保育政策担当課長  委員おっしゃるとおり、来年度4月から、一時保育の枠の一部を使いまして、緊急一時預かり事業を待機児童対策のためにやる予定でおります。昨年度の一時保育の状況でございますけれども、今、例えば私立保育園でいうと全部で7園やっておりまして、合計定員が60名ということになっております。利用率を見ますと、50%を超えている園が1園のみで、残りの6園につきましては、かなり低い利用率の園もございます。例えば利用率が16%ですとか14%ですとか、新しく始めた園に関しては2.5%なんていう園もございまして、こちらでそれぞれの園に一時保育の今後の利用の見込みなんかも踏まえた上で無理のない数を出していただきました。

 結果として、一時保育の枠60名のうち10名分をそちらに振りかえるということにしましたので、今の時点では、これまでの利用状況を踏まえておりますので、家庭で保育をする世帯の皆さんに対して、そういった大きな打撃はないと考えてはございます。

 

○高橋佳代子委員  ぜひそこら辺、状況を把握されて、ぜひ慎重に対応を今後も続けていただきたいなと思います。あと、新年度から居宅の訪問型保育も本格実施ということになります。未来戦略プランを見ますと平成28年度はモデル事業として13件の実績ということで、新年度はそれが83件というんですか、拡大ということになっておりますが、これまで例えば保育を担当する人がよくかわるとか、例えばまた人がかわれば、一から子どものことを保護者が説明しなければならないとか、さまざまなお声も私どもにもお寄せをいただいている実態がございます。

 そういった意味で、もともと個室で一対一の保育に非常に慎重な保護者も、さまざまな全国の事件の事例を見ると、いても仕方ないかなといいますか、その御心配はよく理解をするところでございますけれども、そういったことについて、今後さらに拡大をされるという中で、これまでの課題も一たん整理をしていただいて、しっかりと今後の対応を検討していただきたいと思うのですが、それについてのお考えをお伺いします。

 

○小野寺保育政策担当課長  居宅訪問型保育事業、特に昨年12月から待機児童を対象にして拡大したところでございます。私もこの間、人がかなりかわるですとか、あるいは同じ方に話してもそれが引き継げないという話もちょっと聞いたことがあるので、直接ちょっと事業者に話をしてみました。そうしたら、事業者には具体的に利用者の方からそういった声は上がっていないということでしたので、ひょっとしたら利用者の方が遠慮されているということもあるのかもしれません。もともと待機児童対処のために始めた居宅訪問型保育所につきましては、ある程度人がかわるということは事前に利用者の方には説明済みの上で始めていることではあるんですけれども、利用者の方がより利用しやすいように、例えば4月以降ある一定の時期で、区から満足度調査なんかをして、その結果を踏まえて、より利用者の声が届きやすいような、そういった事業にしていきたいなと思っております。

 

○高橋佳代子委員  ぜひ、その点はしっかりと利用者の声を受けとめていただいて、利用しやすい体制を構築していただければなと思います。あと、地域型保育事業所と認可保育所の連携について、これもこれまで課題として上がってまいりましたが、新年度の取り組みについてお伺いをしたいと思います。

 

○小野寺保育政策担当課長  地域型保育事業所との、卒園児との認可保育施設の連携の関係です。これまで区としてはいち早く日常の連携、例えば地域型保育事業所のお子さんたちが区立保育園の園庭に行って遊んだりですとか、合同保育をしたりですとか、職員同士の共通の研修なんかもしてきて、そちらの連携は進んでおりますけれども、卒園児の受け入れ枠が今具体的に決まっておりません。

 実は、今年度もそういった枠をつくろうといろいろ調整しておったんですけれども、待機児童対策のために、例えば区立保育園の1歳児の枠をふやして、ゼロ歳児の枠を少し減らすみたいなことをやったのに加えて、枠をつくるとなるとちょっと現場も大変でしたので、1年先送りしたという状況がございます。来年度につきましては、ぜひとも小規模保育所を含む地域型保育事業所の卒園児の受け入れ枠を確保して、平成31年4月からはすっきりこちらの小規模からはこちらの認可保育園に行けますよという体制をつくっていきたいなと思っております。

 

○高橋佳代子委員  第2の保活と言われておりまして、非常にそこら辺は、お母様方、保護者の皆様の御心配もあろうかと思いますので、その不安をぬぐうためにもしっかりその体制は築いていただきたいなと思います。また、これだけ区内にも保育施設が非常にここ数年で急増いたしました。御努力のおかげだと思っておりますが、区の指導とか助言、役割というのはますます重くなってきていると認識をしております。今後の区の果たすべき役割についてのお考えについて伺います。

 

○小野寺保育政策担当課長  確かに、待機児童対策で急激に認可保育施設等がふえてございます。区としましても、本年度秋から指導検査を本格的に始めたところです。今年度に関しましては、地域型保育事業所32カ所をすべて回るということで今動いております。細かい基準等はまだ未整備の部分があるんですけれども、とりあえず現場に行きまして、職員の目から見て気がついたところ、こう直したほうがいいところを今アドバイスしております。来年度からは、今のところ区立保育園の園長経験者が複数名、保育課の本課に配置される予定でございますので、その両名を活用しまして、さらに定期的により頻繁に現場のほうに出向いて、気になるところは改善するようにアドバイスをしていきたい、全体として質を高めるような形にもっていきたいと思います。

 

○高橋佳代子委員  豊島区は平成29年度末待機児童ゼロ、これは本当に大きく掲げて、今、待機児童対策を大きく進めているところでございますが、安倍首相も待機児童の解消に向けた新プランを6月に策定をするというようなことも報道されております。今後の待機児童対策の取り組みについて、最後、区の決意も含めてお伺いをしたいと思います。

 

○金子子ども家庭部長  いろいろ御指摘いただいてありがとうございます。今続けている努力、これでどこまでいくかというところでございますけれども、先ほど課長が答弁しましたように、もしかするといい線にいくかなと。ただ、もうちょっと、あと1年ございますので、先ほど御指摘があったように、国あるいは東京都では、若干ちょっとその年でも難しいかなということで新プランを出されているようでございますが、豊島区としましては、この目標を下げておりません。あくまで平成29年度中、要するに次の年の4月1日にはゼロになるようなところを目指して一生懸命頑張るということでございます。

 ○高野区長  私からも、平成29年度以内に待機児童ゼロにするという、公約とは言いませんけれど、そういう高らかな宣言をさせていただいて、全庁を挙げて子育て、あるいは待機児童だけではなくて、あらゆる対策を考えてゼロにしたいという思いで進めているわけであります。先般も11月には、小池都知事から市区町村のトップが、現状はどういうような形で、待機児対策はどうそれぞれの首長はやっているかというようなお話があったときに、私は豊島区の特有の、都市としての保育所のいろいろ取り組み方について、特に検査済み証がない建物については許可がないというような大変厳しい規制があるというような形で踏み込めなかったんですけれど、これらについて発言することによって、東京都に、いろいろ解釈の仕方が違ったというか何か非常に窓口を広げていただいたので、豊島区としての保育所の設置にも一歩も二歩も進んだんではないかと。それ以外にも、東京都の池袋西口の税務事務所のところを活用できないかというような、そのようなお話もさせていただいた中で、我々豊島区として、待機児対策はどう解消していくかというような形について最大限努力をしているわけであります。

 ただ、財政的な大きな負担が伴うというようなことも十分考えてもいかなきゃいけないと思いますけれど、いずれにいたしましても、御指摘のように、待機児ゼロに向けて最大限の今後も努力をさせていただき、限りなきゼロに近い形にもっていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。