平成29年予算委員会文化商工・教育費  3月10日 高橋発言

いじめ、不登校の問題について

○高橋佳代子委員 次に、短時間ですが、いじめ、不登校の問題についてお伺いをしたいというふうに思います。全国都道府県教育長協議会が、イギリスなどのいじめ問題への対応を調べた報告書をまとめられておりまして、27年度の1月に報告がなされているんですが、それを読みますと、やはりイギリス、ノルウェー、オーストラリアの3カ国でのいじめの防止の取り組みということなんですけども、諸外国では、いじめが起こった場合に必ず仲裁者となる人が多いと。それに対して日本では、傍観者、見て見ぬふりをする子どもたちが多い、ここが問題点として1つ挙げられているんですけれども、やはりいじめを許さない、そういった教育をこれまでも豊島区もさまざま御努力いただきまして、徹底をして取り組まれてきたというふうに認識をしているんですけれども、この加害者にも、被害者にも、また傍観者にもしない、こういった取り組みについて、教育委員会の御所見を伺いたいと思います。

 

○加藤指導課長  いじめに関しましては、しない、させない、許さないという3原則をもとに、各学校のほうで生活指導及び子どもたちの指導をしているところでございます。また、その中で、教員が未然防止、そして早期発見について指導、また子どもたちの状況を各学校ごとに、例えば生活指導夕会等で情報交換をしながら、いじめがない学校づくりを進めておるところでございます。

 

○高橋佳代子委員  しっかりと、やはりいじめの報告で認知件数についてはやはり現実としてございますので、しっかりと、やはり引き続きの取り組みをお願いしたいと思います。不登校についてでございますけれども、これもやはり一定の数が年々あるというのが現状でございます。そうした中で、学校へは行けない、行けるけど保健室とか、ほかの教室以外のところに行っているような子どもたちがきっと区内にいらっしゃると思いますが、そういう数というのは実際に教育委員会としてお持ちなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。

 

○鮫島教育センター所長  教育センターでは、毎月学校から登校支援シートというのが出されております。不登校のお子さんも、登校渋りのお子さんの数も提出していただくことになっております。その中で、現在登校支援シートは2学期末に107人の児童・生徒の方が出ていますが、柚子の木教室にはその半分の大体50、きのうの段階で53人になりました。昨年度末が40人でしたが、きのうの段階で53人。そのほかにつきましては、30日をまだいかないけれど、登校渋りの段階になったり、あるいはまた30日を超えていても保健室等、あるいは少し遅刻して登校するというような人数は、人数の多いは幾つかというのは私のほうでまだ把握していないのですが、そういった人数は大体50人を超えております。

 

○高橋佳代子委員  私が小学校へ子どもが通っていたときには、保健室に何人か必ずいるというような状況を拝見したことがございまして、やはりそういう子どもたちが現実にはいるのだろうというふうに思います。

 今お話がありましたように、柚子の木教室に通っていらっしゃる方は、やはりそういう支援の手に届いているというか、一生懸命何とか立ち直ろうというか、立ち直ると言い方はおかしいですが、一生懸命適応しようとして努力をしていらっしゃる方だと思いますが、問題は、やはりそこにも行けない、むしろ引きこもり傾向にある子どもたちに対してどういうアプローチをしていくのかということだと思います。

 子ども・若者支援のほうでもありましたけれども、やはりこの義務教育の期間にそこを何とか脱出しなければ、この引きこもり傾向がより長期化するというようなデータもございまして、ですから、なおさらここで何とか支援の手をどこかしらにつながってもらいたいなというふうに思うんですが、それについて最後、教育委員会の御決意というか御所見をお伺いしたいと思います。

 

○鮫島教育センター所長  委員のおっしゃるとおりでございます。柚子の木教室に通えない子どもたちの登校支援というのが最も課題なところで、大切なところだと思っております。それゆえ、29年度は不登校対策グローアッププロジェクト事業というのを展開いたします。これは、適応指導教室に通うことができている児童・生徒のほかに、家庭内に引きこもる生徒を対象にいたしまして、山中湖秀山荘で3泊4日の生活体験のプログラム活動をしてまいります。

 具体的には、事業のメンバーは教育センター、指導課、そして中学校の教員も交えてプロジェクトチームを組みまして、学校、それから家庭に働きかけ、支援をしていくという試みを行います。