平成29年予算委員会 3月16日全部の補足質疑 高橋①

災害時医療の初動の対応

○高橋佳代子委員  本当はここで部課長に貸与されている携帯電話の取り扱いについて取り上げようと思っていたのですが、陣野原総務部長より、しっかり取り組むというお返事をいただいておりますので、それに期待をいたしまして、ここでは防災施策について取り上げたいというふうに思います。

 今定例会の一般質問でも女性にやさしいまちづくりを推進する本区として、災害時に妊産婦と乳児を守る取り組みの強化について取り上げさせていただきました。分娩の取り扱い施設が減少する一方で、ハイリスク妊婦は増加傾向にあるという中で、平常時であっても緊急時高度医療機関への母体搬送について課題がありまして、災害時はなおさらであるというふうに思ってございます。一般質問での御答弁の中で、周産期医療を十分に担うだけの医療資源が限られているとのことでありましたけれども、東京都では妊産婦乳幼児を守る災害対策ガイドラインの中で、周産期母子医療センターを活用した災害対応力の強化が挙げられております。その中にしっかり都立大塚病院と指定がされているんですが、現在都立大塚病院との連携についてはどのようになっているのか、確認をさせていただきます。

 

○常松健康担当部長  今、災害時医療の中の初動の対応につきましては、大塚病院のほうとは非常に連携を密にしております。先日も、3月11日でございますけれども、区の医師会、そして都立大塚病院、私どもと三者で連携をさせていただきました。ただ、周産期医療といったような特定の診療科目につきまして、個々の打ち合わせというところまで行っていないのが現状でございます。

 

○高橋佳代子委員  まずはやはり安全な出産といいますか、確実な分娩対応ができることが優先だというふうに思いますので、その確立に向け御努力いただきたいと思います。

 さらに妊産婦の時期には特に被災のショックとか、身体的ストレスが長期にわたり健康に影響を及ぼす、おなかの子どもの命に直結するんですね。先日の一般質問では、他区に広がりつつある災害時母子避難所の整備についても提案をさせていただき、体制構築は今後検討されるということでございましたけれども、出産の前後に継続した巡回保健指導、これは今現在どのように御検討されているのか、伺いたいと思います。

 

○常松健康担当部長  救援センターの位置づけをさせていただいた上で、そちらにそういった時期の方々に行っていただくといったようなこと、まずその段階を構築するのが先決かなというふうに思っております。その上で医療を従事者の資源と申しますか、そういった中で、今、委員御指摘のような体制をどのように講じていくか。そしてまた何よりも大切なのは、先ほども御指摘いただきました都立大塚病院など周産期医療施設への引き渡しと申しますか、連携をどのような形でつくっていくか。このあたりの課題への意識につきましては、もちろんの委員同様に私どものほうの災害医療に関する検討の会議体の中でも大きな課題だということは認識しておりまして、ただ、手順の問題としてもう少しお時間ちょうだいできればなと思っているところでございます。

 

○高橋佳代子委員  課題であるというふうに思います。やはりそういった2次避難所といいますか、福祉避難所の指定というのももちろん大事なんですが、きっと近くの救援センターにさまざまな妊産婦の方もまず逃げる、避難をされると思いますので、そうした方々をまずどうするかというようなことでも御検討いただきたいというふうに思います。

 さらに妊婦や乳幼児のお母さん方のほぼ全員が妊娠届の提出から区の母子保健事業とつながりができるということで、母子手帳と一緒に配布されている豊島育児サポート手帳には緊急時災害時安心リストが1ページ掲載されておりますが、子どもを守ろうとする意識が高いこの時期、防災意識を高めるためにもこの時期が適しているのではないかなというふうに思います。区としてもさまざまな機会を通して普及啓発が可能であるというふうに考えるんですけれども、何も特別なことではなくて、例えば母親学級とか、両親学級、また乳幼児の健診等のときに、おふろに入れない、いざというときの清拭、体をふくふき方とか、災害時に役立つポイント、これを説明することで、乳幼児の日常ケアの延長としての防災教育、これが積極的に行えるのではないかなというふうに思いますが、この点についてどのようにお考えか、伺います。

 

○荒井長崎健康相談所長  委員御指摘のとおり、今お話ししてくださったことはすごく重要なことだと思っております。育児サポート手帳につきましては、母子手帳を配布したときにゆりかご面接とか、あるいは赤ちゃん訪問のときに、内容はお母様と一緒に確認をしながら、中身はこうですねという説明も一緒にしておりますので、そのときに、今御指摘いただいたような内容も一緒にお伝えできるようにこれからも努めてまいりたいと思います。

 

○高橋佳代子委員  また、このような保健所のさまざまな事業のときに、例えば防災危機管理課が出かけていって、そういったお話をすると、防災の話をするということも大変有効であるというふうに考えるのですが、このような縦割りではない、一緒にやるというようなことについてはどのようにお考えか、伺います。

 

○樫原防災危機管理課長  委員御提案の内容、非常に我々としても有意義だと思ってございます。やはり単純に、例えばイベントをやって、そこに人が集まっているからそこで防災のお話をさせていただくというと、なかなか浸透度が低いんですね。先ほど委員おっしゃったとおり、何かを学ぼうといった目的意識を持ってこられている方々、もしくは防災訓練に積極的に参加をしていただいて、例えば子どもの引き取り訓練だとか、そういった場合に参加をしていただいている親御さんたちは非常に意識が高いということになりますと、我々そこでさまざまな防災教育といいますか、意識啓発を図っていきたいというのは従来からお話をさせていただいているところでございますので、ぜひ保健所に協力をしながら積極的にそれにかかわっていきたいというふうに考えてございます。