平成30年決算特別委員会 文化商工・教育費 高橋発言(10月18日)

特別な支援を要する子どもに対する教育の充実

○高橋佳代子委員  よろしくお願いいたします。私からは特別な支援を要する子どもに対する教育の充実についてお伺いをしたいというふうに思います。

私ども区議団は、本年5月に教育センターの視察を行わせていただきました。また、けやき学級につきましても、設置直後に、長橋都議も含めて、現場も視察をさせていただきまして、ヒアリングも行わせていただきました。もう本当にまさに、鮫島センター長の一人も漏らさないというような情熱と、また、南池袋小学校の中村校長先生は、全国情緒障害教育研究会の会長として長年、本当に専門的に取り組まれてきたということで、私どもは、自閉症教育の歩みについて授業を受けてきたような、そのような状況で、大変感銘をいたしました。本当にありがとうございました。

現在、各小学校に特別支援教室が整備をされまして、巡回指導が行われておりますけれども、対象児童数も含め、現在の状況についてお伺いいたします。

○加藤指導課長  現在、各学校におけます特別支援教室の人数でございますが、10月1日現在で377名が巡回指導を受けております。

○高橋佳代子委員  377名ということで、一学校に換算すると大分多いのかなというような傾向にあるかというふうに思います。

指導についての体制についてはいかがでしょうか。

○加藤指導課長  人数につきましては、前年比で考えますと約100名近くふえている状況でございます。指導についてでございますけども、平成29年度から、それぞれ今までの通級指導学級であったものを、各学校に巡回指導、教員が巡回指導する形で、拠点校6校から各22校のほうに教員が行き、個別の指導をしている状況でございます。

○高橋佳代子委員  そこら辺はよくわかっているんですが、教員の数にも限りがある。しかし、377名でしたか、希望される方がある。そういった中で、現在の体制で十分一人一人の教育ニーズに応じられているというような御認識でしょうか。

○加藤指導課長  実は、教員につきましては4月1日現在の児童数で配置をしておりますので、その時期に比べまして、人数がふえているだけに指導については、今工夫を凝らしながらも苦しい状況であるのは事実だと考えております。

○高橋佳代子委員  4月1日現在の人数なので、そこら辺、非常に確かにやりくりは大変なのかなというふうには思いますけれども、現場の一人一人の児童には、本当にしっかりと、その一人一人のニーズに合った教育がしっかりされるように、体制整備も含めて、今後もぜひ御検討いただきたいなというふうに思います。

引き続き、教育支援員についても、各校、要望が強いというふうに思います。平成29年で3万8,462時間というようなことで、平成30年では4万2,780時間ということで、拡充をされているように思うんですが、現在の学校の現場の状況について、お伺いします。

○鮫島教育センター所長  そのとおりでございます。現在拡充をして、これまで、平成27年、平成26年には、1名程度ついていた教育支援員ですが、現在小学校では2.16名ついております。つまり、15日勤務というのが最大のあれなんですが、それを基準にして、2名はついているという、そういった現状でありまして、学校の校長先生方からも大変助けられているというふうな評価をいただいております。

○高橋佳代子委員  私どもも現場の保護者から、非常に指導員さんがいることによって、うまく授業が展開されているというようなお話も伺っていますので、そこら辺、現場からの声も多いかと思いますので、しっかり御対応のほう、今後もお願いしたいというふうに思います。

そして、また中学校につきましては、特別な支援は通級指導学級、これは当時なかったもの、私ども区議団が御要望させていただいて、現在2校に配置をされているというふうに認識をしておりますけれども、また、この中学校についても、来年度から各校に特別支援教室が設置をされるというふうになっておりますけれども、この希望される生徒の動向、また、今後の何か課題があればお聞かせください。

○鮫島教育センター所長  実際、中学校からも確実にふえてきているなというのを実感しております。というのは、やはり中学校は今まで、通級指導であったのが、今度は、特別支援教室で、小学校と同じように巡回が来る。それによって、中学校の保護者の方たちも子どもの支援が受けやすいということで、就学相談にかなりの割合でふえてきているというのが、今の現状でございます。

○高橋佳代子委員  そういう意味では、ニーズがやはりふえている状況にあると思いますので、この点も丁寧に、ぜひ引き続き取り組みをお願いしたいというふうに思います。

 

学校通学路の安全対策

○高橋佳代子委員  続きまして、学校の安全対策について伺います。

今回もろもろいろいろ出ておりますけれども、やはり学校の安全対策を進めるということは、いざというときは救援センターでございますので、区民の命を守ることにつながるというふうに認識をしております。大阪北部地震で学校の塀が倒壊をしまして、4年生の女児が尊い命をなくしたというようなこともございましたけれども、それを受けまして、公明党区議団としても早急にこの安全対策についても要望させていただいたところでございます。

そこで、区内の同様の塀もあるというようなことでありますけれども、この学校の改修についての進捗状況をお聞かせください。

○宮本学校施設課長  ブロック塀の対策につきましては、先般、9月の議員協議会の際にも途中経過として御報告をさせていただきましたが、現状、7校12カ所で工事が完了、着手しているというところで御報告をいたしました。きょうまでの間、さらに清和小学校につきましても工事が完了しているというふうに把握をしてございまして、また、それ以外のほかの学校につきましても、現在順次見積もりをとって、状況が整い次第、工事に入れるような体制を組んでおりまして、1校でも早く対策が進められるように、現在準備を進めている段階でございます。

○高橋佳代子委員  大事な対策でございますので、ぜひ引き続き取り組んでいただきたいと思います。

あと、もう一点、要望の中に、通学路の安全対策、これも入れさせていただいているんですけれども、この点については、現在どのようになっていますでしょうか。

○木山学務課長  通学路につきましては、6月の末ぐらいから学校のほうで、安全点検を行ってもらいまして、その情報をまとめて建築課に渡しております。建築課のほうで順次点検を確認してもらって、どうしても民有地になりますので、なかなか進まないとは思うんですけれども、万が一のことがあったときには自分のところの塀がそういう凶器になるわけですから、そういったことも含めて説明をしてもらって、なるべく、いろんな制度を活用してかえていっていただけるように御案内をしているところでございます。

○高橋佳代子委員  款別は違いますけど、塀の改修費も助成も上がっておりますので、ぜひ、そこら辺、建築のほうと一緒に連携しながら、これについても引き続き取り組んでいただきたいというふうに思います。

 

図書館の事業・ビニールシートで表装

○高橋佳代子委員  次に、図書館の事業について、ちょっとお伺いをしたいというふうに思います。

10月27日は、文字・活字文化の日ということで、それから1週間を読書週間というふうにされているんですけれども、毎年、特色ある取り組みを図書館事業として、されております。現在取り組まれている特色あるような取り組みがあれば、お伺いしたいというふうに思います。

○大須賀図書館長  ありがとうございます。

文字・活字文化の日ということで、今年度は、手話によるおはなし会を実施してございます。手話が手話言語法というような今取り組み、また、区のほうでも、その条例に向けて取り組んでいるということを耳にしておりますので、手話が、文字、活字の一つであるということで、そうしたおはなし会で、例えばこんにちはとか、さようならという簡単な手話を覚えたり、また、おはなし会の中で「ぞうさん」の手話を子どもたちが一緒に覚えたりというような取り組みを行っているところでございます。

○高橋佳代子委員  そういう意味では、読み聞かせだけではなくて、広がりがあるような、そういうような事業が展開をされていて、非常に高く評価をさせていただきたいというふうに思います。

1点、本の装備について伺いたいと思うんですが、購入された図書については、多くの方々が手にするため、ビニールシートで表装されるというんですか、装備というふうに言われておりますけども、それについて、障害者の方々のお仕事としてお願いできないかというようなことを考えるわけですけれども、これは書店組合の皆さんからも社会貢献の一つとして、ぜひ取り組みたいというようなお声もありまして、大須賀課長は、以前、障害福祉課長でいらっしゃったので、その分、現場はよく御承知だというふうに思いますので、もうこれは大須賀課長のうちにやるしかないと思って、私も何度かお願いをさせていただいているんですけども、この点について、どのように御認識されているのか、伺います。

○大須賀図書館長  装備とは、一般図書に、今御指摘あったように、ラミネートコーティングさせていただいて、それに、今はIC化になっておりますので、バーコードと、ICタグを添付するという、そうした作業となってございます。やはり障害者就労支援を考えますと、区の仕事でも、どこか切り取りできるところはないかというところで、改めて書店組合さんのほうから、大変、貴重な御提案をいただいたので、私どももその仕事についてよく振り返り、どこか切り取ることができないかということを検討しているところでございます。その一方で、やはり就労者支援は、就労者の方の意欲と、また、一方で、障害特性に合ったマッチングが非常に大切であるというふうに考えてございますので、この点については、現在も障害福祉課の就労支援担当と十分に協議しながら行っているところでございますが、せっかく御提案いただいたところでございますので、早速実習という形で、今取り組んでいるところでございます。

○高橋佳代子委員  そういう意味では、積極的に形になるように、いろいろ今実習でお試しいただいているということで、確かにおっしゃるとおりマッチングが難しいかなというふうに思います。お一人一人もまた違いますし、作業が合う方、合わない方もいらっしゃるというようなこともございます。しかし、これが障害者の皆さんのお仕事ということで、しっかり確保できるようになれば、安定した量が毎回出てくるわけで、その分、安定した、障害者雇用にもつながっていくのかなというふうに思います。ぜひ、豊島モデルみたいなものができ上がれば、これもまた全国に普及していくものであるのかなというふうに思いますので、この点についても、引き続き取り組みをぜひお願いをしたいというふうに思います。

○大須賀図書館長  本当に御指摘のとおり、せっかく書店組合さんのほうから、非常に積極的な御提案をいただいてございますので、普通、企業のほうからそうした御提案をいただくことは非常に少ないところでございますので、ぜひその辺、障害福祉担当と本当に丁寧に相談しながら取り組んでいきたいというふうに思っております。

 

雑誌スポンサー制度

○高橋佳代子委員  ぜひお願いします。

あと、もう一つ、また別な話なんですが、雑誌スポンサー制度というのがございます。ほかの自治体で展開をされているような事業ですけども、これは図書館で購入している雑誌の費用を企業や法人、また店舗に負担していただいて、雑誌のカバーに、その広告を載せるというような事業ですけれども、広い意味では、図書館の事業の中では、数少ない歳入につながるような事業になるのかなというふうに考えております。これについてもぜひ区で導入を御検討いただけないかなというふうに思うんですが、お考えについて伺います。

○大須賀図書館長  御指摘のとおり、雑誌スポンサー制度につきましては、平成25年度に台東区のほうで始められて、現在6区で取り組んでいるところでございます。それぞれ幾つかの区に伺って、ちょっとお話も伺ったところでございますが、先ほど委員御指摘の、図書購入費をその分、別の図書に充てるというような財政的な面だけではなく、地域の企業と密着し、図書館の雑誌を支援するということで、地域企業が社会的貢献をするという意味もあるということを伺ってまいりましたので、そういう意味では、非常に価値のある制度ではないかというふうに考えてございます。

○高橋佳代子委員  非常に前向きな御答弁をいただいたのかなというふうに思います。導入するとなると、さまざま課題も出てくるのかなというふうに思いますけれども、これまでの導入されたような自治体について、そういうようなことが何かもしあれば、お伺いしたいというふうに思います。

○大須賀図書館長  お話を伺った点では、メリット面が非常に大きいということを伺ってまいりました。まず、図書資料費の一部の削減というところ、それから、この雑誌にカバーをつけまして、表と裏面に広告を出すというような形でございまして、ランニングコストがかからないというようなところ、それから、事務負担も、雑誌のカバーを毎週最新号に入れかえるだけということで、非常に事務負担も少ないというふうに伺ってまいりました。ただ、課題として、長期継続に向けたことをやはり検討していく必要があるということで、台東区は、当初は非常に多くの企業に手を挙げていただいたんですけど、次の年は、もう2社ぐらいになったという、極端に減ったというようなこともございます。そうした地域に貢献していただいた企業やスポンサーに、やはり、図書館としてできるあらわし方というのを工夫していく必要があるかなというのをお話を伺って考えたところでございます。また、制度の周知がなかなか十分でないと、スポンサーになった意味がないというところもございますので、周知方法も先駆的な区を学びまして、検討していきたいというふうに思っております。

○高橋佳代子委員  私も調べてみました。そうしたら目黒区が、そういった広告を出していただいている企業をホームページに記載をされていました。あと、社会貢献協力企業というステッカーを出して、その企業が会社に貼れるような形にしていたり、ある一定程度の会社の数も確保しているのかなというようなこともありまして、やはり多少メリットをプラスアルファくっつけるというようなことも大事なのかなというふうに思います。そういう意味では、本当に先ほど課長がおっしゃったように、地域貢献、目に見える地元の企業や病院とか…。あと、募集の雑誌一覧をしっかりホームページに周知をして、いろんな分野がありますから、それぞれそれを見る、手にとる人たちが必要な情報というか、その人に合った多分そういった企業もあると思うので、しっかりそこら辺も周知をして、この事業を進めていただきたいということをお願いして、私の質問を終わりたいと思います。