平成31年予算 ⑦ 特別会計  高橋発言( 3月12日)

選択的介護モデル事業・新たなサービス

○高橋佳代子委員  よろしくお願いいたします。私からは、介護保険事業会計の中で、選択的介護モデル事業についてちょっとお伺いをしたいというふうに思います。

30年8月から開始をされております選択的介護の進捗状況について、まずお伺いをしたいと思います。

○佐藤介護保険特命担当課長  30年8月から訪問介護と保険外サービスの組み合わせについて、開始をしておりまして、1月末時点で16件の御利用がございました。そのうちの9件が居宅内のサービス、2件が居宅外、見守りサービスは5件でございます。

○高橋佳代子委員  今、様々居宅内とか居宅外とかあって、居宅内サービスといっても様々なメニューがあると思うんですけども、特にどのようなサービスが御利用されているのかお聞かせください。

○佐藤介護保険特命担当課長  介護保険では提供できない場所のお掃除ですとか、窓拭き、また書類の整理、そのほか本区ならではの特徴かなと考えておりますが、ヘルパーが話し相手になるといったサービスの御利用もございます。

○高橋佳代子委員  今、話し相手ということで、確かに資料を見せていただくと、話し相手ということであるんですけども、一人暮らしの方は、特にお伺いすると、話し相手が非常に必要だというようなこともありまして、傾聴ボランティアなんてありますけども、そういうようなサービスがきっと必要なんだなというふうに思うんです。これは、例えば具体的に、月どれぐらい御利用される方がいらっしゃるんですか。

○佐藤介護保険特命担当課長  今現在、2件の御利用がございまして、一人の方は1回15分程度の御利用ということでございます。もう一人の方は、1回1時間の御利用ですが、こちら、実は、毎日、今御利用になっていらっしゃるという状況でございます。

○高橋佳代子委員  毎日ということは、やはり、それだけ必要性がやはり生活の中であるのかなということで、今、感慨深くお聞きをさせていただきました。

それで、やはりこれは当初、導入のときに、非常に料金が高いというようなことが課題になっていまして、要は余裕がある方じゃないと利用できないんじゃないかとか、いろんなお声もありましたけども、現状はやはりそういった‥‥。何というんですか。余裕がないと利用できないというような形になっているんですかね。ちょっとその点をお聞かせください。

○佐藤介護保険特命担当課長  今回16件の御利用のうち、介護保険の利用者負担割合で言いますと、1割の方の御利用が11件ございました。2割の方が4名でございまして、3割の方が1名ということで、所得の多寡というよりは、必要性から御利用いただいているというふうに考えております。

○高橋佳代子委員  少し利用料がかかったとしても、やはり必要なサービスを受けたいということが、やはり皆さんの御要望かなというふうにお聞かせいただきました。

これを実際に利用するときは、どうやって皆さん申し出られているのか。ケアマネジャーさんから提案があるのか、御本人が申し述べられているのか、ちょっとその点も伺いたいと思います。

○佐藤介護保険特命担当課長  今回16件の御利用なんですが、ほとんどの方がそのサービスの必要性というのを御理解いただいていないと。ケアマネジャーは、その御利用者の方が望む生活というのを丁寧に聞き出す中で、これは介護保険だけでは対応できないという場合に、選択的介護を勧めていただいているというものでございます。

○高橋佳代子委員  そうなってきますと、やはり、このケアマネジャーの力量によるところが非常に大きいと思います。やはり、お一人の方をどこまで丁寧に、生活全般を見渡して、必要なサービスを充足させていけるのかというところにかかってくるのかなというふうに思います。

また一方で、実はケアマネジャーさんから非常に使いにくいというようなお声も、私伺っていまして、わかりにくい、使いにくいというような、実際お声もあるんです。この理解を深めるために、ケアマネジャーさんに対する支援については、区は、どのようにされていますでしょうか。

○佐藤介護保険特命担当課長  こちらのモデル事業を開始する7月までの間に、9回ほど、研修をしてまいりました。700名ぐらいの方、延べでございますが研修を受けていただきました。研修が受けられない方にはガイドラインを作成をしておりまして、どのような場合にでも、きちんと対応できるようにしているところでございます。

ただ、私ども、行政の力だけでは、どうしても、そのケアマネさんの御理解というのが進まない部分がございまして、私どもと一緒に主任ケアマネさんたちがワーキングチームをつくってくださっていまして、その方々が自主的に地域で行う勉強会、こちらでの意見交換の中で理解が深まっているという話を伺っているところでございます。

○高橋佳代子委員  ぜひ、それもやり続けていただいて、より理解が進むことを願うものであります。

また、新たなサービス導入も検討すると、サービスを拡充していくような当初のお話でございましたけども、何か新たなことを検討されていればお聞かせください。

○佐藤介護保険特命担当課長  訪問介護に次いで御利用の多い通所介護と保険外サービスの組合せについて、31年度は進めていきたいというふうに考えてございまして、今、事務局案として三点ございます。一点目が通所介護の車を使いました外出支援のサービス、二点目が、デイサービス御利用の方の9割方、お薬を飲んでいらっしゃるということで、薬剤師とデイスタッフの連携によるお薬相談、健康支援等でございます。また最後、AI等の技術を活用いたしまして、デイにいらしていないときの生活リズムをデータとして見える化することによって、デイでの活動をさらに改善していくという、そういったものを考えてございまして、これから事業者と協議を進めながら、具体的な案を固めていくという予定でございます。

○高橋佳代子委員  新たな施策を非常にいろいろお考えいただいて、今後の展開を期待するものでありますけれども、訪問介護また通所介護、保険外サービスを組み合わせることで、要介護高齢者が安心して、やはり地元で生活を続けられるということは、今後、非常に重要なことであるというふうに思っております。

しかしながら、一方で、介護人材が不足しているというような問題もございまして、この選択的介護は介護人材不足に対応するための一つのチャレンジだというふうに認識をしているところでありますけれども、区はこの介護人材不足について、どのように対応していくおつもりなのかお聞かせください。

○佐藤介護保険特命担当課長  委員がおっしゃられますとおり、この選択的介護に限ったことではなく、介護人材不足、深刻な状況にございます。30年度から区は介護ヘルパーの資格の研修の助成等も開始してございますし、また、今回、選択的介護でも中小規模の事業者が多いということもございまして、例えば、その中小の事業所を協同化して、採用等を一本化できないか等々の支援を考えているところでございます。

また、元気な高齢者の方々のお力というのは非常に大きいと考えてございまして、介護保険、介護の事業者だから介護のお仕事というわけではなくて、例えば、介護の、その担当者が苦手とする事務処理が得意な方を介護事業者のほうで御活躍いただけるような、異業種で長年活躍されていた方が、今度は介護事業所で働いていただけるような、そんな仕組みづくりもできたらいいなというふうに考えているところでございます。

○高橋佳代子委員  この選択的介護は、特にこの豊島区のような高齢者の独居率が高い地域にとっては、非常に大きなチャレンジであるというふうに思っております。今後も東京都としっかり連携をされて、豊島区の実情を踏まえたモデル事業の実施を望むものです。ありがとうございます。