平成31年予算委員会  区民・福祉・衛生費 高橋議員 3月 5日

障がい者の移動・風疹予防・女性健康支援

【障がい者の移動】

○高橋佳代子委員  おはようございます。よろしくお願いいたします。

まず初めに、移動支援についてお伺いをしたいというふうに思います。障害者の移動支援でございますけれども、特に短期入所、ショートステイを利用するときに、区民の皆様から、いろいろちょっと御不便があるというようなことをお伺いをしております。介護者の体調不良等がない限り、自宅もしくは通所施設から短期入所をするまでの送迎、移動支援、これは実質的には使えないというような制度になっていると伺っておりますけれども、現状はどうでしょうか。確認します。

○菊池障害福祉サービス担当課長  まず、障害者の方の移動支援事業についてでございますけれども、こちらの事業の概要につきましては、屋外で、単独で移動が困難な障害者の方に対しまして、生活上必要な外出、それから社会参加のためにガイドヘルパーを派遣して、必要な移動の介助、また外出に伴って、必要な介護を提供するサービスでございます。

御質問の入所中の方を移動支援、利用するということにつきましては、現状でございますけれども、短期入所の事業所への送迎に移動支援を利用することにつきましては、本区におきましては、原則として現在利用を認めてございません。御本人の状況等を利用する短期入所の事業所にお伝えしていただくためにも、御家族等による送迎をお願いしているところでございます。

また、仮に体調不良等により困難である場合には、御相談によりまして、例外的に認めている場合もございます。

○高橋佳代子委員  御丁寧に御答弁ありがとうございます。現在、その点は認められていないというようなことなんですけれども、休日の場合も、当然、施設へ直接というのは、なかなか難しくて、どこかへ外出して、その先から短期入所の施設へ送り届ける、そういう送迎の使い方ができるような仕組みになっていると伺っています。ただし、これは板橋区、練馬区、文京区など隣接区では認められている。どうして豊島区は利用できないんだというような区民の皆様のお声があるんですが、この点はいかがでしょうか。

○菊池障害福祉サービス担当課長  短期入所という、いわゆる障害者の方へのサービスを既に受けている状況の中で、さらに別のサービスを重ねて受けるといったような状況が生まれることから、なかなか難しいものであるというふうに考えております。

○高橋佳代子委員  ですから、なぜ、ほかの区ができて豊島区ができないんですかということをお聞きしていて、ほかの区も同じだと思います、サービスが重なっているという部分は。ただ、板橋、文京、練馬、こちらは、実際は使えるようになっているという、要はそこら辺の制度的に不便なところを、保護者や利用者等の便宜のほうを優先して、多分そういう制度的に改正されているとは思われるんですが、その点については、豊島区はどうされるおつもりですか。

○菊池障害福祉サービス担当課長  障害者の方の移動支援事業でございますけれども、制度上は地域生活支援事業ということで位置づけられております。したがいまして、区の独自性も認められていることから、区によって状況が違うということもあろうかと思います。改めまして都の考え方なども確認をして、対応すべきものかというふうに考えております。

○高橋佳代子委員  ぜひ検討していただきたいというように思います。特にこういった制度を、要は基本があって基準があって、そこから、さらにちょっと拡充している部分というのは、多少、区で差が出てきているところもあるかというふうに思うんですが、隣接区に比べてというのは、結構、豊島区の中にいらっしゃる障害者の皆さんの御家族とかは、非常に敏感な部分もございますし、制度的に、やはりなかなか使いにくいということであれば、豊島区が思い切って、そこを拡充するというのも一つの方法であるかというふうに思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。

あと、短期入所中の移動支援なんですけれども、例えば福祉ホームさくらんぼを利用した際は、目白と駒込の実習所にはバスがございまして、目白と駒込については送迎していただけるということなんですけれども、その他の施設を利用した場合は、この送迎は、私的利用ということで外出が非常に困難というか、自費なんですか。ここら辺が国保連の移動支援と地域生活支援が同時に利用できないというようなことがあると思うんですが、この点はいかがですか。

○菊池障害福祉サービス担当課長  まず初めに、保護者の方の傷病等で緊急性を要するものにつきましては、その状況に応じまして、柔軟に対応するといった考え方をとってございます。例外的に利用を認めるという場合もあります。

あわせまして、先ほどの御答弁とちょっと重なるところもあるんですが、国の制度を用いました移動支援と、それから、また別のサービスを重ねて受けるということになりますと、それぞれ独立した経費の構造になっていることから、重複した使用につきましては、基本的には認めていないという状況でございます。

○高橋佳代子委員  なぜ、ここをずっとやっているかといいますと、短期入所の利用日数が、年間どのぐらいできてという、実際に利用はできるんだけれども、結局、こういった自費でやらなければならない部分が多々出てきて、それを負担し切れないから短期入所を使えないと言われている方が区の中に結構多くいらっしゃって、私のところにも、そういった声が届きます。特に他区がそこまで拡充しているような部分がある場合は、ぜひ豊島区の中でも実際の利用者の声を聞いていただいて、どうしたら、そこが使いやすくなるのか、またレスパイトの意味もありますから、御家族がしっかりと、障害をお持ちの家族と一緒に支え合っていけるような体制をつくるために、ぜひ今後もしっかりと御検討いただきたいと。一定のお答えも、私はそのうちいただきたいなというふうに思っておりますが、きょうはこの点でこれはやめておきます。

【風疹予防接種】

○高橋佳代子委員 続きまして、風疹予防接種について伺います。風疹の拡大を終息させるために対応を急がなければならないということで、2018年度第2次補正予算には公明党の強い主張で風疹対策が盛り込まれております。19年度予算案による措置も含めて、現在の39歳から56歳の男性を対象に、21年度末まで約3年間抗体検査と予防接種が原則無料となるというようなことです。対象の男性は、子どものころに予防接種を受ける機会がなかったために、ほかの世代に比べて抗体の保有率が低いと。昨年の夏からも非常に流行していて、テレビで何度も取り上げられているところでございまして、この世代の男性が、今、罹患の中心になっているということですけれども、区内におおよそどのぐらいの人数の方がいますか。この世代の男性の人数について、ちょっと数について確認させてください。

○関健康推進課長  御質問いただきました風疹第5期定期接種の対象者でございますが、昭和37年4月2日から54年4月1日生まれ、3カ年で打つと目指されている人数につきましては、豊島区内で3万8,601人、来年度につきまして強化的に打つとされています昭和47年4月2日から57年4月1日までの男性につきましては1万7,789名となってございます。

○高橋佳代子委員  すごい人数がいらっしゃるなというふうに思います。非常に感染力も強くて、妊婦が感染すれば赤ちゃんにいろんな障害が残るような、先天性風疹症候群にかかる可能性があるというふうにされているんですけれども、風疹の拡大を防ぐために無料化対象となる男性の抗体保有率をいかに高めていくかというようなことが非常に重要だというふうに思います。

ただ、対象者は働き盛りの男性の皆さんで、平日の日中の検査を受けることが、非常に難しい方々でもございます。休日や夜間、また職場の健診と一緒に受けられるようにというようなきめ細かい対応が欠かせないということになってくると思いますけれども、受診しやすい環境整備を進めるため、豊島区自体も工夫しないといけないのかなと思ってございます。対象者に丁寧に周知をすると同時に、例えば土日とか限定で、池袋駅という大きなターミナル駅も持っていますので、そういった駅を中心に、例えば百貨店の一部とか、いろんな人がいらっしゃるようなところで抗体検査受けられるような啓発イベントとか、そういうことも行ったりしてもいいのかなというようなことを思っているんですが、ちょっとそこら辺のお考えについて伺います。

○関健康推進課長  風疹の啓発につきましては、委員のおっしゃるとおり、働き盛りを対象としておりまして、厚生労働省も、前回、風疹の日を定めたときに東京駅などでイベントを行っているところでございます。豊島区につきましても、サンシャインや池袋といった人の集まる場所もありますので、検討してまいりたいと思います。

○高橋佳代子委員  ありがとうございます。ぜひ、そういう意味では東京オリンピック・パラリンピック、また本年ラグビーワールドカップもございまして、ここをどう制圧していくかと。海外から見れば日本は風疹がはやっているというだけでも、やはり行きたくないという対象になってまいりますので、ぜひ封じ込めるためにも、いろんな意識啓発、また工夫をしていただいて、風疹予防対策を進めていくことをお願いいたします。

【女性健康支援】

○高橋佳代子委員 続きまして、女性の健康支援について伺います。

豊島区は消滅可能性都市というふうに言われて、先日区長が脱却宣言をしてくださいましたけれども、それから女性に優しいまちづくりを進めてまいりまして、そのときにピンチをチャンスにということで、公明党でも女性に優しいまちづくりについて、緊急要望の提出をさせていただきました。そのときの第1の項目が、女性への生涯にわたる健康支援、これを私たちは第1に掲げさせていただいておりました。新たに池袋保健所移転に伴って、ぜひ女性に優しいまちづくりの象徴として、女性の健康支援センターを設置していただきたいという要望もしているところでありますけれども、保健所機能拡充検討会議が、今、されていると思うんですが、今の検討状況について、まずお伺いします。

○樫原地域保健課長  今の検討会議の状況でございます。12月と2月に、現在2回、開いてございます。委員の方々につきましては、三師会を初めとしまして、各病院も含めまして、さまざま、専門の方々においでいただいて、御意見をお伺いしているという状況でございます。その中で、今8個ほどテーマを絞って検討をしていただいてございます。その中に女性の健康支援も入っているという状況でございます。今後4月、それから5月、一応、1回か2回を予定してございます。年度をまたいだ形で検討を進めて、最終的には夏前には一定程度の報告書を保健所のほうで作成をしたいというふうに考えてございます。

○高橋佳代子委員  中身については今検討されているということなので、ぜひ検討結果を待ちたいとは思うんですけれども、確かに、女性の健康支援は、もう既に一つの柱としてお示ししていただいております。仮設での期間がありますから、そのときからやっていただけるのか。今実際に、既にいろいろな女性の健康支援についてのサービスが、いろんなところに、保健所の中にあって、それを一つの窓口というか、いろいろまとめられている。また、そういった女性の健康に関するいろんなセミナー等々もやっていただくような、講座というんですか、そういうことも、ぜひお願いをしたいんですけれども、これは、仮設のときからできるものなのか、まだ検討結果も出ないのにあれなんですが、ちょっとお伺いしたいなと思います。

○樫原健康担当部長  移転の全体に係る話なので。今現在、テーマの中にも入ってございますけれども、実際に、今委員の御指摘のとおり、動いている施策も複数ございます。既に動いている施策の中にも、例えば鬼子母神plusというものがございます。鬼子母神plus、思春期から子育てまでの、出産、子育てというようなところをターゲットに絞って、今現在施策を展開しているものがございます。

女性の健康支援という話になってきますと、もっと高齢の方も含めた広い意味での、もうちょっと年齢幅のある健康の支援という形になりますので、その辺の施策の整理、住み分けも含めまして、並べて看板を掲げるのがいいのか、それとも整理をして、もう一回、新たに掲げ直すのかということを含めて、仮施設の中でも、ある程度のことができるような形で、今現在検討を進めているところでございます。

○高橋佳代子委員  今までどちらかというと若い方に、出産前後ぐらいの方に向けて光を当てていた施策だったんですけれど、やはり生涯にわたるものが、私たちの要望でありまして、健康支援について、区民の皆さんも非常に関心が高くて、先日、池袋保健所長に講演会をやっていただきましたけれど、満員御礼でございまして、やはり非常に今、皆さん意識が高いなというふうに思っております。

ぜひ、できるところからということにはなりますけれども、女性の健康支援を大きな柱にして、池袋保健所の移転に伴った事業の展開、また内容の充実を図っていただきたいというふうに思ってございます。区長にも要望書を提出させていただいております女性の健康支援センターについて、高野区長の御意見、御所見を最後にお聞かせいただきたいと思います。

○高野区長  先日も、これらについての大変御熱心な御要望をいただきました。今の、担当とのやりとりの中で、私はやはりできるだけ早くやらなければ意味がないという思いもありますので、最終的には本移転のところに、健康センターを一緒にした保健所をつくり上げるということであります。仮移転の場合でも、やはり既に御要望に応えて取り組むべきだと、私も思っておりますので、検討結果等々を踏まえて、できるだけ早く、まず仮移転でも、そういう事業を立ち上げていかないと、なかなか次につながらないということもありますので、できるだけ早くこれに対応してまいりたいと思っております。

これこそ、私が今ずっと政策を進めてきた中での、女性に優しいまちづくり等々を含めて、これも消滅可能性都市からスタートしたわけでありますけれど、本当に先ほど言われたように、ピンチを逆にチャンスに大きく変えてかじを切っていく、これが、今豊島区が大変進めている大きな大きな一つの転換期というふうに捉えて、今後も進めてまいりたいと思います。