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令和元年決算委員会10月16日区民・福祉・衛生費自由、高橋議員

成年後見制度の利用促進・条例化

○高橋佳代子委員  私は、成年後見制度の利用促進についてお伺いをしたいというふうに思います。

高齢者の孤立化、また障害者の高齢化、さらには認知症の方々が、今後どんどん増加をしていく。そういうような社会背景の中にあって、成年後見制度、これが、ますます必要になってくるというような状況であるというふうに認識をしております。

初めに、区内の成年後見制度の申し立て状況についてお伺いをしたいと思います。

○高橋福祉総務課長  区内の申し立て状況ということでございます。区内の成年後見の利用者は、平成30年12月31日時点で549名、うち平成30年中の申し立て件数は121件というふうに情報提供を得ているところでございます。

○高橋佳代子委員  少し前に比べると大分ふえてきたなというような思いがいたします。また、どのような方が主に後見人として指名されているのか、ちょっとわかればお伺いしたいと思います。

○高橋福祉総務課長  区長申し立てによる後見人の選任状況でございますけれども、司法書士の方が21件、弁護士が8件、社会福祉士が5件、社会福祉協議会が1件、市民後見人、社会貢献型後見人ですね、1件、その他2件という数字になってございます。

○高橋佳代子委員  結構、アトランダムに選任もされているような印象がございます。

それで、潜在的な需要に対して、もっといらっしゃるんじゃないかなというような、この制度自体をどこまで皆さんがお知りになっているかはわかりませんけども、もっときっと必要な方々がいらっしゃるんじゃないかというようなことでございまして、利用促進するために平成28年5月、成年後見制度利用の促進に関する法律、これが制定をされて、平成29年の3月には国が成年後見制度利用促進基本計画を策定してまいりました。そして、私ども公明党も長年、島村議員がずっとこの問題を取り上げてまいりまして、特に平成29年の決算委員会では、10月19日に、この基本計画の策定を豊島区でやるべきであるというような質問をさせていただきました。そのときは検討するような、何というんですか、それほど、いつもの感じというような答弁があったんですけれども、本定例会で別の議員から条例化も含めて、この基本計画の策定等の質問がございました。そのときに、大変私ども公明党区議団、非常に驚いたわけでございますけれども、首を長くして待っていたそのお答えが、なな何と、ほかの議員の答弁から、即早急に手だてをするような、条例化もするような、そういったお話がございましたけれども、いつこのような政策転換といいますか、このような変換がなされたのか、私ども全くわかりませんで、そこら辺の御説明をお願いします。

○直江総合高齢社会対策推進室長  成年後見利用促進でございますけれども、今も御指摘いただきましたように、島村委員から、また各会派の皆様から、さまざまこの間、御意見、御質問等いただきまして、区としても大変重要な課題であると検討してきたところでございます。この間、社会福祉協議会等とも調整しまして、計画策定に向けて、詰めてきたところでございますが、この4月から総合的な高齢社会対策といいまして、本格的にスタートしたところでして、その中で、本当にこれまでもやってきたつもりですが、やっぱり他の自治体に負けないように一歩踏み込んだ対応をしていきたいと。検討している中で、条例という話も出てきたものでございます。

○高橋佳代子委員  この私の認識だと、総合的な高齢者対策、まだ形としてまとまっていないというような認識をしておりますけども、条例化というのは、結構大きな話で、この政策そのものがまとまっていない中で、初めに条例化、これをまず前に出したというか、そこについて、ちょっとお考えを伺います。

○直江総合高齢社会対策推進室長  まさしく条例、大変大きいことだなと思いますが、ただ、この成年後見制度の利用促進につきましては、もともと大変重要な課題であるというふうに、区としても認識してきたところでございます。なかなか計画策定が形になっていなかっただけでして、早急に策定しようと進めてきたところでございます。今回の条例につきましては、条例を策定して、その後、計画をつくらなければいけないんですが、まず区としての姿勢を示していこうと。もう計画策定は、この間もやろうとしてすぐにやっていくんですけど、まず条例を示そうという区の姿勢を示すという、そういう目的でつくるものでございます。

○高橋佳代子委員  ただいま御答弁の中で、計画策定していなかっただけというような言い方をされましたけども、その計画を策定してくださいという要望を公明党としてはさせていただいて、してなかっただけと言われると、じゃあ、してと言った私たちの質問の区民を代表して、私どもが議会で提案をしたことについて、どう考えているのかなというようなことになってしまうんじゃないかなと思います。齊藤副区長はどのようにお考えですか。

○齊藤副区長  おっしゃるとおり、さまざまな会派から重要な施策の推進の仕方について各定例会、また、常任委員会等でも御指摘いただいているわけでございまして、その進捗状況を区といたしましては、小まめに議会にお返ししなければいけないというところだというふうには思っております。ちょっと今回の区長からの御答弁の中で、少しちょっと跳びはねたような、急にという印象を与えたかもしれませんけれども、区の担当部局の中では、一定の検討はしてきた。ただ、それを小まめにお返ししていなかったというところが、今回のちょっと御指摘につながっているのかなというふうに思っているところでございます。区といたしましては、今御指摘ありました計画の策定についても、もし、そういう策定をしないんだけれども、まず条例化を取り組むということであれば、それはそれで順序が違うという御指摘もあるかもしれませんけれども、それにつきましても、区の姿勢をいただいた御意見の会派に、また御本人に逐次変更について、また進捗について、御報告していきたいと、これから、そのように考えております。

○高橋佳代子委員  もう公明党の控室が大変な状況で、聞いてないというような方々がたくさんいて、そこら辺に関して、ちょっと余りにも、平成29年の決算委員会の答弁と今回の答弁が全然違う、全く別物みたいな感じで、私ども大変怒り、怒りというか、驚き、ちょっとどうなっているのかというところがあったわけでございます。姿勢を出すのもいいんですけど、ちゃんとしっかり検討してくださいよ。早く早く出すというのも、豊島区の特徴というか、区長、今いらっしゃらないんで御答弁いただけませんけど、そういった意味では、本当に慎重にしていただいて、区民のためですから、これは決して悪いことではないんですけども、そこら辺をしっかりこれまで取り組んできた会派に対して、ちょっと一言ほしかったなというふうに、私どもは思ってございます。

続けて、ちょっと中身についてお伺いをしますけれども、例えば権利擁護支援を地域で推進するために地域ネットワークづくりというのが、ポイントの一つになっているということですけども、この地域ネットワークづくり、どのようにしていくのか、まだ具体的にはなってないかもしれませんけれども、ちょっとイメージでもよろしいので、どのように取り組んでいかれるのかお聞かせください。

○高橋福祉総務課長  地域連携ネットワークでございますけれども、これまでも豊島区では、社会福祉協議会のサポートとしまが中心になって、成年後見制度の普及啓発等、進めてまいりました。そういったところの活動の実績がございますので、そういった実績を踏まえまして、そういったところ、社会福祉協議会と密接に連携をして、さらに弁護士、そういう士業の方々と連携、そういったものを捜索、探っていきたいかなというふうに考えてございます。

○高橋佳代子委員  あと不正防止の徹底についてもございます。よく報道でも弁護士の方々が横領してしまったり、後見人がやってしまったような事件も報道されるわけで、これが社会問題の一つになっているわけですけども、こういったことが起きないように、監督強化といいますけれども、この点について、区の中でどのように対策を率先してとっていくのか、これについて、最後お伺いして私の質問を終わります。

○高橋福祉総務課長  監督強化ということでございますけれども、その監督強化のために地域連携ネットワークがつくるという部分もあると思ってございます。そういう成年後見制度、被後見人の方、そういった方に対して、専門家機関等がチームで対応をして支援をしていくと。その支援について、チームの支援をさらにネットワークで支援をしていく、支援をしていくというと同時に監視をするというような役目もあると思いますので、そういったところで充実させていきたいかなというふうに考えてございます。

○常松保健福祉部長  成年後見につきましては、非常に難しい問題だなと、いつも思っております。御指摘いただきましたとおり、計画の重要性につきましては、重々認識をしているところでございますけれども、なかなか、そういった形の中で課題がいっぱいあると。今御指摘いただきました不正防止なども、本当に重要な課題だなというふうに思っております。今後、検討、条例の枠組み、あるいは計画づくりに向けて、さまざまな皆様方からお力添えいただきながら進めてまいりたいというふうに思いますので、逐次、議会のほうには御報告させていただきたいというふうに存じます。