朝の新幹線で掛川まで視察に伺いました。生涯学習総本山パークをコンセプトに平成8年に完成した庁舎は、新幹線から見える貝殻のような独特のフォルムで、「なんだろう効果」を狙ったものとの事。実は、その貝殻のようなものは、議場の天井部分となっています。市のシンボルとされており、市民の手と行政の手を合わせそこから生み出される知恵を表しているようです。
1番視察したかった議場は、緩やかな段差はあるものの、スロープがついていて配慮されたものでした。対面式ではないものの、円形であるため対面と同様であるとの担当者のご説明。質問の残時間は質問者演壇の卓上に表示され、議場にも表示されるようになっていました。豊島区もだ円形の議場を検討していますので、掛川の円形議場はイメージをつかむためにも大変に参考になりました。
庁舎全体が、お茶どころらしく段々畑をモチーフとしており、エレベーターからは職員に仕事ぶりが全て見えるようになっています。その他にも、自然換気や自然採光利用、雨水利用など、環境省エネ対策についても大変よく考えられている庁舎でした。
豊島区新庁舎が区民にとって利用しやすい良いものとなるよう、しっかりと取り組んで参ります。