平成15年 決算特別委員会
2003年10月20日
パソコンを活用したマイスクールネットの充実を図れ
高橋佳代子委員
続きまして、生活体験学習の経費についてお伺いをいたします。 289ページの方に登校拒否的傾向を持つ児童・生徒の体験学習を行った内容が成果報告の172ページにも書かれておりますけれども、現在、本区におきまして登校拒否的傾向にある児童、この児童数はどのように把握をされておりますか。
吉村指導室長
登校拒否的傾向を持っている子供は未就学児が3件、小学生が14件、中学生が41件、その他ということで15件、73件ほどが登校拒否の関係で相談を受けているということで、登校拒否的傾向を示すということが数的に言うことができます。
高橋佳代子委員
その他というのは高校生ということでしょうか。
吉村指導室長
義務教育を卒業した青年です。
高橋佳代子委員
教育としま改革プラン21、これを読んでみますと、この中に不登校の対策プランが掲げられておりますけれども、その中にノートパソコンによるマイスクールネット、これがあるのですけれども、この現在の進捗状況をお伺いしたいと思います。
吉村指導室長
今ご質問のマイスクールネットの件ですが、今年の10月からパソコンを使った、いわゆる引きこもりの児童・生徒に対する指導ということで、今のところ人間関係の中から指導をしていくということが難しい子供に対して、パソコンを使ってのメールを使っての指導と、そこから何とか連絡関係をつくり上げるということ、それから発展して学習活動も行っていくと、そういうことで何とか学校に復帰できるように指導していこうというのがこのマイスクールネットの試みです。それで現在、今まで全然関係ができなかった子供がマイスクールネットでパソコンを設置し、説明をするということで人間関係ができたという効果があります。そういう意味では本当に1名でもいいし、2名でもいいという、そういう気持ちで今引きこもり状態にある子供を何とか指導していこうと、そういうことでノートパソコン等を使ったことをやっております。現在は本当に少なくて残念なところなのですが、現在2人取り組んでおります。それから、今希望をしているというのも少しずつ各学校から上がっておりますので、もう少しは人数的に増えていくというふうに言えます。
高橋佳代子委員
初歩的なことで申しわけないのですが、そのパソコンのメールの相手になる方は教員の方でしょうか、それともここに載っております大学の教育ボランティア、こういった方でしょうか。お伺いします。
吉村指導室長
これは豊島区の教育センターの指導を担当している職員です。
高橋佳代子委員
非常に今も、お1人交流することができたといいますか、そのような報告もありましたけれども、やはりこれがどんどん年が重なるごとによって引きこもりというのは本当に重症といいますか、重度になってくると思いますので、やはり今できること、ここから手をつけていくことが非常に重要ではないかなというふうに思いますので、期待をしてこの事業を見守っていきたいと思っております。