こんにちは、高橋かよこです。
お問い合わせの多い「ヒブ・小児肺炎球菌・子宮頸がん予防ワクチン」について、お知らせ致します。
ヒブ(インフルエンザ菌b型)による感染症は、生後5か月から感染する子どもが急増し、重症になると細菌性髄膜炎を発症して30%位の子に発達・知能・運動障がい等の後遺症がのこります。
それを予防するためのヒブワクチンは、生後2か月から5歳未満のお子さんが接種対象で、初回接種の月齢・年齢により1~4回と接種回数が異なります。
また、小児肺炎球菌ワクチンは、細菌性髄膜炎等の肺炎球菌による重い感染症を予防するもので、細菌性髄膜炎にかかると3分の1の子が生命を奪われたり、重い後遺症がのこります。定期接種にしているアメリカでは、重い肺炎球菌感染症が98%減少しているとの事。
小児肺炎球菌ワクチンは、生後2か月から5歳未満までを接種対象とし、初回接種の月齢・年齢により1~4回と接種回数が異なります。
子宮頸がんは若い女性を中心に増え、20~30代女性が発症するすべてのがんの中で第1位で、年間約2500人が亡くなっています。子宮頸がんはHPV(ヒト・パピローマウイルス)の感染が原因で発症し、子宮頸がん予防ワクチンは、特に子宮頸がんの原因として最も多く報告されているHPV16型とHPV18型の感染を防ぐワクチンで、100か国以上で使用。子宮頸がんは予防ワクチン接種と検診でほぼ100%予防できます。
区内では中学1年生女子が接種対象です。
公明党はこの3ワクチンの定期接種化を国に繰り返し提言し、定期接種化を含む予防接種法の改正が国会に提出されており、今月中に議決される予定です。