平成16年 予算特別委員会、総務費
2004年2月27日
安心・安全パトロール・文化施策の充実について
高橋佳代子委員
続きまして治安対策についてお伺いをしたいと思います。今やはりどこでも一番大きな課題となっておりますのが治安対策ということで、高野区長も非常に力を入れていただいておりますけれども、私も町でよく区民の方々から交番におまわりさんがいないと、非常に怖いと、そういうお話をいろんな方から伺います。しかし国の方でも、この空き交番対策、今回非常に力を入れて平成16年度で3千150人の警察官を増員するという方針が出ておりますけれども、東京都の方でこの空き交番対策としてテレビ対話システム、これを導入するというふうになっているんですけれども、東京都内47カ所というのですけれども、ちょっと素朴な質問で申しわけないのですが、豊島区においてはどこかこれを導入される予定はあるんでしょうか。
大戸区民活動推進課長
委員がおっしゃられた記事等は私も見てございますけれども、実際、豊島区のどこの箇所にそういったものが設置されるかというのは掌握してございません。
高橋佳代子委員
またこの他、新たに警視庁のOB200人も動員するということで、交番の相談員として配置をするという、これもきっと東京都内で200人ということは本区の方にも多少はきっと来てくださるのかなという、多分今聞いても数はおわかりにならないかなと思うので、またこれ。
大戸区民活動推進課長
現状をちょっとお話をさせていただきます。実は豊島区内ですけれども、交番が29カ所ございます。3警察がございまして、常時開設している交番というのが池袋で8カ所、巣鴨で7カ所、目白で7カ所という数字をもらってございます。それから日勤でおまわりさんが交代するということで、不在がちな交番という表現を使ってございますけれども、池袋が2カ所、巣鴨が1カ所、目白が2カ所ということで、配置のない交番というのが、実は目白に2カ所あるという現状でございます。
今、委員のご指摘のとおり東京都の方でこういった空き交番をなくしていくのだという方向が出てございますので、区に置かれましたこういった交番がございますので、ぜひこういうところには職員を配置していただきたいということで、お願いをしてまいりたいと思ってございます。
高橋佳代子委員
ありがとうございます。また緊急地域雇用特別補助金を使っての防犯パトロール、これはよく町で見かけるようになりました。グリーンのを着ていらっしゃって、よく歩いていらっしゃいますけれども、また公用車とか自転車にも防犯のパトロールのステッカー、プレートですか、これをつけていただくということで。地下に私も昨日、区の自転車が置いてありましたので、プレートを見てみましたら、ちゃんとプレートの裏に注意書きがありまして、大通りだけではなくて、なるべく生活道路も通ってくださいという区役所の職員の方への注意書きがありまして、なかなかすばらしいなと思って関心したわけですけれども、できれば最近また日が長くなりましたけれども、そういうものも冬なんか本当に4時ぐらいでも、だんだん暗くなってまいりますので、少し暗いところでもわかりやすいものといいますか、そういったものの方がよかったのかななんて単純に思うんですけれども、あれはあのまま実行されるということでしょうか。
桐生総務課長
ご指摘のステッカー、2月23日に全部張り終わりまして、まだ始まったばかりでございます。委員がおっしゃるのは、例えば夜光塗料のようなものをやった方がいいのではないかというご指摘かと思うんですけれども、当面はちょっと今張ったばかりですので、あれでやらせていただきまして、今後取りかえるときなんかにはそういったこともちょっと含めて検討させていただきたいと思います。
高橋佳代子委員
ありがとうございます。本当に皆さんがいろいろ努力をしてくださって、また町でも防犯意識というのがどんどん高まって、治安対策という意識がどんどん高まっていって、本当に怖い町池袋と、このイメージを一新していくための少しずつ一歩ずつ取組みの努力が進んでいるかなというふうに思うんですけれども、これからの対策として例えば目黒区が先日おそば屋さんの機動力を動員しまして、出前をしながらパトロールと、こんなような記事も新聞で目にいたしました。今後、本区におきまして、このような民間の力、活力を生かした取組み、このようなことはされていくのか、どうお考えなのか、ちょっとお伺いをいたします。
大戸区民活動推進課長
実は一般質問でも新聞配達員方々等々の協力体制ということで、実はご質問いただきました。既に郵便局等とは道路の破損状況について区にご連絡いただくというシステムができてございます。そういったことはございますけれども、今ご質問ございましたように例えば他の今、委員ご指摘がございましたおそば屋さんとか、そういうところについても、ぜひご協力をしていただきたいということをお願いをしていきたいと思ってございます。
高橋佳代子委員
ぜひよろしくお願いいたします。
文化施策の充実について
高橋佳代子委員
続きまして文化芸術に関してお伺いをしたいと思います。本区は文化特区ということで、区独自の文化を育む仕組み、環境、この環境づくりを図っていくということで、この文化芸術に親しんでいらっしゃる方から非常に喜びの声が寄せられているところでありますけれども、具体的にということで、決算委員会でもちょっと私がお話をさせていただいた演劇と音楽の場の提供といいますか、それに関して具体的に朝日中学の跡ということで出てきているんですけれども、これできればもう少し具体的にお話が伺えればなというふうに思うんですけれども。この載っている限りでしょうか。
東澤文化デザイン課長
朝日中につきましては、現在あいております校舎を活用いたしまして、文化芸術創造支援事業を行うという、そういった枠組みでございますが、ここに計上されております経費600万余の中身は結果的には光熱水費、それから施設を維持するための警備委託でありますとか、消防点検委託でありますとか、そういった必要最小限に要する経費でございます。ということで、要はこの学校を現状のまま開放いたしまして、そういった演劇ですとか、音楽活動をされている方の活動の場として利用していただくと、そういった中身でございます。
その運営につきましても、現在、昨年パートナーシップの関係で共同の提案をいただいているアートNPOが2カ所ございますので、そこと協定を結ぶような形で、そういった方々に運営をお願いをいたしまして、区と協力しながら、そういった支援活動を行っていくと、そういった中身で今考えております。
高橋佳代子委員
決算委員会のときも触れたんですけれども、演劇なんかは倉庫、これが非常に演劇の劇団の財政状況を非常に苦しめている部分で、倉庫代が非常にここら辺だと高価につくのですね。それで皆さん非常に遠くに各劇団さんとか、いろいろ演劇やっていらっしゃる方、倉庫を非常に遠くに持っていらっしゃって、それをそのたびに運んでいらっしゃったという感じで苦労されているんですけれども、倉庫なんかはかえってそのままでも全然構わないんじゃないかなというふうに思うんですね。これ可能であればなんですが、ぜひそういった大道具、小道具、そういったものも置けるような場の提供もぜひ考えていただければなというふうに思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
東澤文化デザイン課長
ただ、旧朝日中につきましては教室数も限られておりますので、今後の需要の見込みですとか、あと今後地域区民ひろばの計画もありますので、そういったものとの場所の関係もありますが、可能性としては十分考えられると思っております。ただ一定の経費支出は当然伴いますので、そういったところもお示ししながら、ご相談はさせていただきたいと思っております。
高橋佳代子委員
わかりました。あと、これも区民の方からの声だったのですが、以前に比べて区民の絵とか、書道とか、様々なそういう作品を展示する機会が少なくなったと。ちょっと以前がどうだったのかは、私はわからないので申しわけないのですけれども、でも先日も区役所の1階で展示されていましたし、様々ご努力はされているかと思うんですけれども、このように文化特区というふうに区が大きく打ち出したからには、今後ますますそのような面、区民の皆さんの作品の発表する場の提供、これもどんどん取り組んでいかなければならないのかなというふうに考えるのですが、その点はどのようにお考えでしょうか。
東澤文化デザイン課長
区民の方の作品の発表の場といたしましては、コミュニティ振興公社にお願いをしておりますが、区民文化祭の中の区民作品展でありますとか、あと各社会教育会館で文化祭の場とか、そういったことが考えられます。以前と比べて減少したとは思っておりません。一定の水準は保たれているんではないかというふうに思いますが、今後さらに考えられるものとしては、先ほどの朝日中の教室を使った一定期間そういったものに全部展示に使うとか、いろいろアイデアは考えられますので、そういったものには積極的に取り組んでいきたいと思っております。