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23区初!子宮頸がんのHPVの検査導入【H26予算 福祉衛生費】

23区初!子宮頸がんのHPVの検査導入

23区初!子宮頸がんのHPVの検査導入
23区初!子宮頸がんのHPVの検査導入

23区初!子宮頸がんのHPVの検査導入

○高橋佳代子委員  もう1つ、子宮頸がんのウイルスの検査、HPVの検査についても導入をしていただくということなんですが、対象年齢を30歳、36歳、40歳、こうした理由についてお伺いできますでしょうか。

○佐野健康担当部長  子宮頸がん検診のHPV検査でございます。こちらのほうは、国が昨年6月から、実は補助事業を開始しておりました。ただ、これはさまざま条件が非常に研究材料といいますか、実証実験をするために、いろいろと資料だとか追跡調査が自治体の負担になるということで、現在八王子市だけが実施しておりますけれども、この対象年齢については、国のほうで補助事業の中で子宮頸がんの発症リスクは30代が最も高いと言われておりますので、そうしたことに基づいて、国が補助事業の中で30、36、40歳という対象年齢を設定したのに準じたものでございます。

○高橋佳代子委員  国のモデル事業のときは、私どもも手を挙げてほしいという要望もいたしましたが、なかなか追跡調査も非常に難しくて困難であるということで、今回独自で予算に盛り込んでいただいたということで、非常にありがたいと思っております。

 豊島区のがん対策推進計画の見直しも行われているということでございますけれども、今後の本区のがん対策の課題、また、患者と御家族の支援のあり方等も含めて今後のがん対策施策の取り組みについて最後にお伺いできればと思います。

○佐野健康担当部長  がん対策推進計画でございますが、23年から27年度までの5年間計画ということで、今年度がちょうど中間の進捗管理の年に当たってございます。改定見直しということではございませんで、23年度、24年度のがん対策推進計画がどの程度達成できているかどうかということを確認する年でございまして、現在、がん対策推進会議でその辺の議論をしておりまして、年度末にはその結果を踏まえて、区長に提言というような運びになります。

 それで、がん対策、課題と今後の取り組みということでございますけれども、やはり受診率、これはもう常にがん検診を実施する以上、受診率を高めていくということが、がんの罹患率、死亡率の減少につながるというものがございますので、現在、子宮頸がん、それから乳がん、大腸がんと再勧奨をやっております。やはり一番検診率の向上に効果がありますのは、個別に未受診の方にお受けくださいとアプローチすることが効果があるのは実証済みですので、経費はかかるわけですけれども、その辺をさらに充実していく必要があるだろうと思っております。

 それから、来年度については、子宮頸がんと乳がんにつきまして拡充事業で上げておりますけれども、国の補助事業でこれまで20年度から24年度までの5カ年間、子宮頸がんと乳がんの未受診者に対して勧奨通知をする経費が出ますので、そうしたことをやるですとか、あと受診率がやはり20%超えのところからなかなか上に上げるのがほかの自治体の状況、経年の推移を見ますと難しいというのがございますので、やはり今までと同じ方法だけではなくて、違った考え方、視点に立ってやっていく必要があるだろうということで、今ちょっとほかの自治体のそうした手法をとっているような、先進の自治体の状況を調査したりもしておりますけれども、いずれにしても来年度以降、さらに受診率を上げていくための取り組みを強化していきたいと考えております。

○高野区長  副議長が質問者のほうに席を移しての、まさにがん対策を中心にしながら、区民の健康というような形でいろいろ分析いただきました。ごらんのように、最初はやはり5.4%というような受診率等々、愕然としたわけであります。それが現在、ここまでようやく中間ぐらいまでにはレベルアップしてきた。

 1つ、ちょっと時間をとって恐縮です。ピロリ菌のことについて、私も数年前にこの検査をやりました。そうしたら、1回目の検査を見ながら時間をかけていろいろやるんですね。70%はピロリ菌がそれで消えるけれど、2回目消えないからもう一回やる。そして、今度は2回目やると90%までは効果ある。あと10%というのは、私、駒込でやったんですけれど、駒込ではできないんですね。ほかに行かなければいけないんですよ。ですから、なかなかピロリ菌というのは難しいなと思いながらも、やはりそういう対応していくということで、今回もこの健康政策としては、予防接種等々については、今お話しのようにワクチンの定期化というようなことで5億4,819万7,000円という形。がん対策も4億9,000万円拡充等々含めますと、着実に私はふえていくのではないか。特に私自身も健康担当部長という形の任命をして、その対策等々については積極的に進める体制をつくっておりますので、今後もいろんな面で努力をしていきたいと思っております。

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