【人工膝関節と私】
このレントゲンは、私の人工膝関節です。昨年7月に両膝を人工膝関節にする手術を受けました。変形性膝関節症で軟骨がすり減り、前十字靭帯断裂、半月板損傷、膝のお皿の裏まですり減っている状態で、「よく我慢しましたね。ここまでくると、もう人工膝関節しかない」とお医者さんに言われました。
注射も飲み薬も湿布も効かない痛みとつき合ってきましたが、痛みなく動けるようになるため手術を決断。
手術翌日から、ベッドの上で機械を使って膝を曲げるリハビリ。車いすから歩行器、2本杖で歩けるようになり、3週間で退院しました。玄関には、私を3週間玄関で待ち続けた愛猫ジンの姿。泣けました。
杖は3か月間使っていましたが、いつも歩いて見ていたまちの景色が、全く違うものに見えました。少しの段差が怖くて、まちのあちこちに危険箇所がある事を思い知りました。また、池袋駅東口のバリアフリーの推進を真剣に考え、議会でも発言し提案しました。
今では自転車にも乗れますが、週に1回リハビリをし、新しい膝を使いこなせる体を作っています。
誰一人取り残さない、人にやさしいまちづくりを、さらに進めて参ります。