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夜間法律相談の取り組みなど相談サービス向上を【総務費】

平成15年 決算特別委員会

2003年10月14日

夜間法律相談の取り組みなど相談サービス向上を

高橋佳代子委員
よろしくお願いいたします。午前中に他の委員の方からもご質問がございました法律相談に関しまして、ご質問させていただきます。 先程、大変盛況であるというお答えをいただいたんでありますが、執行率55.4%ということでありますが、これはどのような理由からこのようになっているか、ちょっとお聞かせいただきたいんですけれども。

桐生総務課長
この執行率が低い理由でございますけれども、直接の事業運営をコミュニティ振興公社の方に委託してございまして、主に不用額として出ておりますのは、相談員の方たちとの打ち合わせ経費とかそういったような費用でございまして、いわゆる法律相談の盛況であるということとは直接関係のないところで経費が実際に残が残っているものでございます。

高橋佳代子委員
わかりました。盛況でありまして、非常に混み合っているという状況が、先程お話がございましたけれども、私はまた別の角度から、非常にこのサービスは、非常に区民の皆様にとっては素晴らしいことだと思うんですが、実施されている時間帯が少し気になるところがございます。
このような長引く不況の中で、区民の皆様も、本当はもっともっと相談したいことがきっとあるに違いないと私は思うんですけれども、しかし、こういう大変な時代だからこそ、仕事を休んで相談に行くことがままならないという、そういう現状があるということも、私は、そのような声を耳にしております。また、そういった点から、区民のサービスということで、ぜひ、時間の延長をまたお考えになる気はないか、少しお伺いしたいんですが。

桐生総務課長
午前中、公社の管理課長からも一部ご答弁申し上げましたけれども、お勤めの方のためには毎月第3土曜日という時間帯も設けておるわけでございますけれども、これで必ずしも十分とは言えないかと思いますので、相談員の運営協議会、それから公社などといろいろと拡充等の方向で検討はしてまいりたいと思います。

高橋佳代子委員
そのようなご答弁をいただきましたので、ぜひ、仕事帰りに気軽に相談が受けられるという、そのような区民に対しての夜間法律相談といいますか、そういうサービスを実施していただくように強く、ここでもご要望しておきたいと思います。

 

男女平等推進センターエポック10をより多くの方々に利用できる体制を

高橋佳代子委員
 次に、男女平等推進センターエポック10に関しまして、ご質問をさせていただきたいと思います。男女共同参画社会の形成を促進するために設置されたのがエポック10であり、区民の自主グループの交流拠点として非常に利用されているということで、その趣旨は私も大いに賛同するものでございます。そこでお伺いをいたしますが、このエポック10のセンター賃借料、これが年間6千523万6千123円となっております。私、初めてこのセンター賃借料を見まして、非常に高額でありまして驚いたわけでございますが、財政が苦しい本区におきまして、大きな負担になっておるのではないかなというふうに思いますが、いかがお考えでしょうか。

藤沢男女平等推進センター所長
委員さんおっしゃるとおり、あそこのビルは池袋の中心街にありまして、池袋ターミナルビルの10階を借用しているわけです。賃借料として4千万円ほどかかっておりまして、共益費、それを含めまして6千万円というふうな数字になっておるわけですけれども、いろいろと考えがおありになろうかとは思いますけれども、あそこの場所は非常に豊島区でも特等地域でありまして、ビルのあのような場所を賃借するためには相当の経費が、他の借りているテナントは払っているわけですけれども、いろいろとあそこのところに男女平等推進センターをつくるということの経緯の中から、非常に安く家賃の方は抑えていただいております。市場価格の、あそこのビルを借りるものの当初は5分の1というふうな値段でスタートしております。現在は若干上回りまして、4分の1程度になっておろうかとは思いますが、そういうふうな格安な価格で借りているというふうな事実もありますので、そこのところの賃借料に見合うような事業展開というか、そこにいるにふさわしいような、これから事業というものも考えてというか、啓発と、それから意義ある施設の使い方というふうなことを考えていきたいというふうに思っているところです。

高橋佳代子委員
この事業に見合うようなということで今ご答弁いただきましたので、また、ちょっとそこら辺をお伺いしますが、具体的に、団体登録、個人登録、使用されております方々の、ここ数年でどの程度増えてきたのか。また、この1年間、実際に利用された具体的な団体数をお聞かせいただければと思います。

藤沢男女平等推進センター所長
14年度の実績でございますが、実際に利用していただきました件数につきましては、1千249件というふうな団体です。それで、そこの、今、実際団体数として登録しております団体が、14年度は125団体でして、ほぼその団体がここの多目的ホールと、それから会議室、保育室がありますけれど、それを使用しております。利用率については47.7%ということで、約50%に近い利用率というふうなことになっております。一、二年前はもう少し利用率が高かったんですが、13年度の施設の有料化、それから、14年度になりまして財源対策というか、財政健全化計画の上で日曜日を閉めたというふうな経過がありまして、現在47.7%の利用率ということになっております。

高橋佳代子委員
この施設は保育室もありまして、女性にとっては本当に非常に使い勝手のよい施設ではあると思います。しかし、やはり賃借料が重くのしかかってくるのではないかという点を危惧いたしますが、例えば、池袋、賃借料が高いのであれば、例えば区民が利用しやすいJRの、他の目白、大塚、巣鴨あたりの駅前に、同じ規模の施設がより安い賃借料でできれば、非常に単純に、私いいのではないかなという考えもありますが、その点はいかがでしょうか。

山木総務部長
この施設の意義につきましては所長の方から申し上げたとおりでございますが、こういう財政状況でございまして、この施設の移転につきましては、再三内部で検討してきた経緯がございます。なかなか移転先、見合うような施設を探すのに苦慮してございまして、できるだけ区有施設の中に移転し、経費の削減を図りたいと。と同時に、これまで培ってきたエポック10の機能も損なわないようにというようなことを配慮しながら検討させていただいておりますが、現状の中で、それにふさわしい施設があればすぐにでも移転を検討したいわけでございますけども、なかなか適当な施設がないということで、現在苦慮しておるところでございます。
いずれにしましても、これは総体の、再構築の中で現在検討しておりますので、できるだけ早期に結論を出したいと考えてございます。

高橋佳代子委員
今、いろいろ、例えば学校の跡地を利用するとかいう案もあるというふうに私伺っておりますけれども、また、今の施設をきれいにして返さなければならないと。その点でもお金がかかる、経費がかかるということも伺ってます。しかし、やはり今お話していただきましたように、区としてどのようにするか、また考えてる間に、家賃はずっとかかっていくわけでございますので、早急に、やはり結論を区として出していただければというふうに思っております。また、より多くの団体、また区民の皆様が、このエポック10を利用されやすいように、していただくように、強く要望いたします。

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