平成26年予算特別委員会 福祉・衛生費( 2014-3月 3日)
がん対策・検診の受診率
○高橋佳代子委員 おはようございます。今回、予算委員会は前に座っていらっしゃる2人の先輩が連日奮闘されておりますけれども、きょうは特に幹事長から命を受けまして、どうしても質問をするようにということでございましたので、お時間をいただければと思います。私からは、特に公明党がこれまで力を入れて取り組んでまいりました、がん対策についてお伺いをさせていただきます。
がん検診については、予算説明書の243ページにさまざま掲載をされておりますけれども、現在の受診率や傾向、またその特徴について初めにお伺いをさせていただきます。
○佐野健康担当部長 現在のがん検診の受診率の状況でございます。現在、まだ24年度の受診率の数字までしか出ておりません。国が指針で推奨しております5大がんの平均受診率でございますけれども、これまで本区は平均で毎年上昇を続けておりまして、平成24年度、16.5%という数字になってございます。具体的に申し上げますと、胃がんが6.2%、肺がんが6.8、大腸がんが17.0、子宮頸がんが29.5、乳がんが22.9ということでございます。
25年度の状況でございますけれども、まだ数値は出ておりませんが、現在の推計値で申し上げますと、子宮、乳は24年度とほぼ同じような数値、横ばいか微増と見ております。大腸のほうは若干下がるのかなという状況でございます。それから、胃と肺につきましては、今年度から健診センターで直接予約を受け付けるシステム、新規事業を実施した効果が出まして増加に転じております。平均いたしますと、前年の16.5%を少々上回る17か18程度の数字になるんではないかなと考えてございます。
○高橋佳代子委員 がん対策について、当初取り組み始めるときは23区中20位とか、本当に都内でも下から数えたほうが早い状況でございましたけれども、年々少しではございますが、受診率も上昇しているということでございまして、現在23区の中ではどのぐらいの位置にあるのかお伺いします。
○佐野健康担当部長(地域保健課長) 順位につきまして、確定した順位は23年度のものまでしか出てございませんけれども、22年度から申し上げますと、22年度が12.0%で14位、23年度が13位、24年度が16.5%で、これは推計でございますが、10位ぐらいの位置になるんではないかと見込んでおります。
○高橋佳代子委員 そうしますと、やっと23区内では真ん中ぐらいというか、真ん中よりちょっと上というぐらいの位置に来たのかなと思いますけれども、公明党区議団は、これまでも一貫して国民病であるがんから区民の命を守るという視点で、さまざまながん対策を提案をさせていただいてまいりました。
これまでも都内初のがん対策推進条例の制定や、またがん検診の無料化、さらには区立小・中学校におけるがんに関する教育など、本当に全国の先駆を切る取り組みに対しましては、本当に心から改めて感謝を申し上げる次第でございます。