【御堂筋、なんばひろばを視察】
視察2日目の午後は、御堂筋のウォーカブルなまちづくりを視察。
猛暑の中、現地において大阪市建設局企画部道路空間再編担当課長の入谷琢哉様、企画課の中村優太様にご説明を受け質疑を行いました。暑い中、大変にありがとうございました。
御堂筋は国道ですが管理を大阪市に委託され、車中心から人中心に転換することで、新たな体験ができる空間を生み出し、都市資源の交流促進を目指されています。御堂筋完成100周年(2037年)にはフルモール化を目指すとされており、側道の歩行者空間化から段階的に事業が進められています。
難波西口から淀屋橋までの約3kmですが、大阪万博までには3分の1を完成させる予定との事。荷捌きエリアや時間も地域と共に指定されています。また、エリアごとに道路協力団体が発足されており、民間団体と道路管理者との連携で道路を管理されています。スタンダードは道路管理者が行い、その上で花壇の整備やイルミネーションなどを道路協力団体が担われています。
また、令和2年に道路法の一部を改正する法律で歩行者利便増進道路(ほこみち)制度ができました。滞留空間をつくり、歩行者の利便性を図って、新たな賑わいを創出されます。この制度を活用し、ファニチャーを置くなど利便増進誘導区域が指定されます。
さらに、難波西口駅前のなんばひろばの改造計画も進行中。タクシープールを移動し、ひろば空間を整備して周辺への波及効果をねらう取り組みが行われていました。ひろば空間の横の道では、日中は車が通行止めになっており、歩行者優先が進んでいます。地域の方々のご意見で、夜中0時から6時までは通行止めを解除し、荷物の搬送が可能となっております。
このような様々な社会実験を繰り返され、御堂筋は国でも代表されるウォーカブルなまちづくりを進めていらっしゃいました。池袋もウォーカブルなまちづくりを掲げておりますが、池袋駅を中心に東西の道に渡っており、課題は多いと認識しております。本日の視察を次回の定例会で質問に活かして参ります。